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    『小さき者へ』

    • 2007.01.05 Friday
    • 23:59
    重松清の『小さき者へ』を読んだ。



    あとがきで作者も述べているように
    収められたどの作品も
    読後感はすっきりしてない。

    心の底にふわふわと降り積もって
    融けない雪みたいな。

    そんな短編小説集だ。

    「海まで」は、
    祖母と孫のあつれきを描いた物語。
    「体は痛いし、皺だらけになっちゃうし、寂しいし……長生きするって大変だよなあ」

    しかしやはり圧巻は
    表題作「小さき者へ」だ。

    思春期の子ども(特に男の子)を
    持った親なら、程度の差こそあれ
    共感できる部分は
    すごくあるのではないだろうか。
     おまえの部屋のドアが閉まる音は、お父さんを責める音だった。お父さんは、おまえをどう叱っていいかわからない。それを思い知らせる音でもあった。

    しょせん、親は、
    子どもが落としたお金を
    一緒に拾ってやる存在でしか
    ないのかも知れない。
    ひとの人生に寄り添うような音楽があるのなら、過去の思い出とともに胸に眠る音楽があってもいい。

    それから「団旗はためくもとに」は、
    TVドラマにでもなりそうな作品。
     後悔は、たぶんこれから何度もしてしまうだろう。ちらっと思うだけの浅いものから、頭を抱え込んで泣きたくなるほどの深いものまで、たくさん。
     でも、言い訳はしない。他の誰かに対しても、あたし自身に対しても。

    お薦めです。

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